7/2(Tue) | ギリ・トラワンガン-(ボートのチャーター)-トゥルック・コード 車のチャーターによるセンダン・ギラとティウ・クルプの滝(Sendang Gile and Tiu Kelep Waterfall)とリンサル寺院へのエクスカーション |
宿泊先 | Mataram / 350,000Rp (\3,500) per night (Jalan Pejanggik 105 Cakranegara, Lombok Tel: +62-(0)370-634966) |
[booking sites for you / Lombok Hotels (英語)] | |
諸費用 | ボートのチャーター:: 350,000Rp=\3,500 車のチャーター(10時間): 750,000Rp=\7,500(ランガ・ウィサタ・ツアー&トラベル) 滝の入場料: 10,000Rp=\100 ティウ・クルプの滝へのガイド(必須): 60,000Rp=\600 リンサル寺院の英語ガイド: 30,000Rp=\300 |
関連サイト | アジア総合リンク インドネシア ロンボク島 |
今回の旅行でギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)へ来ようと決めた時からずっと悩んでいたことがある。
この日の旅程にもあるように、ロンボク島へ渡るボートをどうするかということだ。
便利なのは、プラマ社(Perama Tour)のボートでスンギギ(Senggigi)に直行するか、往路で使ったブルー・ウォーター・エクスプレス(Blue Water Express)に乗ってトゥルック・コード(Teluk kodek, Lombok)に行き、Lombok Pickup Serviceのようなトランスファー・サービスを使って移動することだろう。
ここで、安く行きたいと思うなら、公共の船に乗り、バンサル(Bangsal)を経由して、プムナン(Pemenang)まで行き、そこからベモ(bemo)と呼ばれるミニバスでスンギギ(Senggigi)やマタラム(Mataram)へ行くことだが、6月30日の日記で書いたとおり、煩わしい思いをする可能性が高い。
しかも、この方法は移動に時間がかかるため、休暇の限られたサラリーマンが取れる方法ではなかろう。
そして、私が今回使った方法はそのいずれでもない、ランガ・ウィサタ・ツアー&トラベル(Rangga Wisata Tour & Travel)のチャ−ターを使うことだった。
もし、この日がスンギギ(Senggigi)やマタラム(Mataram)へ行くだけの旅程であれば、もちろん、そんなことはしなかっただろう。
しかし、ボートでロンボク島に渡った後、そのまま島内を観光したかったので、移動をスムーズにしたかったのだ。
ここで役に立ったのが、またもやiPhone 3GSだった。
ギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)への迎えのボートの着岸地点が二転、三転する中で、現地SIMを挿した携帯電話は再び大活躍した。
最初はギリ・トラワンガン港(Gili Trawangan Harbor)だった待ち合わせ場所が、ホテルの前の海岸に迎えに来ることになり、最終的には少し港側に移動して乗り込むことになった。
私の目の前で一艘のボートがゆらゆらと波間に見え隠れしている。
そのボートがだんだんと岸に近づいてきて、船上のスタッフが私の方に向かって手を振っている。
宮本さんからは途切れることのない指示が電話を通じて入ってきていたが、ようやくボートに乗り込めそうだ。
スタッフがボートから下りて、私のトランクを軽々と持ち上げると、私にもボートに乗るように言った。
ただ、ボートに乗り込むためには膝上まで濡らさないといけない感じだったので、私は一瞬、短パンを脱いで水着だけになろうかと思った。
ところが、少し濡れるだけならすぐに乾くだろうと、そのまま乗り込んだのがアダになった。
大丈夫かな、と思いながらボートに乗り込んだ途端に大波が襲い、私は全身ずぶ濡れ、トランクは波に流されそうになっていたのを必死で引き留めた。
ボートのスタッフたちは、「ラップトップ(laptop=ノートパソコン)、ラップトップ!」と叫びながら私の身よりもモバイル機器がダメになるのを心配してくれた。(苦笑)
その直後にボートが水浸しになっているのを見て、彼らが「タイタニック(Titanic)!」と叫びながらバケツで水を外に出している最中にも波が襲ってきた。
私は正直ボートが転覆するのではないかと心配した。(転覆しても浅瀬なので溺れることはなかったが荷物は全滅が予想された)
ボートが無事に航行し始め、洋上で安定すると、私は何よりもモバイル機器の在りかを心配して、動作を確認してみると、日本で買ったばかりの新品のiPhone 5とiPad 4は予想外にもカバーが少し濡れただけで無事、鞄に入っていたのと、保護フィルム(screen protector)などで保護されていたことが大きかったようだ。
ところが、短パンのポケットに入っていて、しかも何のプロテクトもされていなかったiPhone 3GSは本体が熱を持って全く動かなくなってしまった。
私は、これも運命かと、着ていた服以外は鞄の中身が少し濡れただけで助かったのは不幸中の幸いだと思った。
ロンボク島に着いた私たちは宮本さんと落ち合った。
今回は彼女が島を案内してくれるらしい。
びしょ濡れになった服は、上に着ていたのがタンクトップだけなので、これは強烈な太陽に焙られてボートに乗っている間に乾いていたが、短パンは生地が厚いのでほとんど乾いていなかった。
鞄の中に入っていた衣類は、ほとんどが収納袋に入っていたのが幸いして、外側が少し濡れただけでほとんどが無事だった。
モバイル機器も短パンのポケットに入っていたiPhone 3GS以外は無事、とりあえず、現地のSIMカードはデュアルSIMのNokia C1-00に差し換えれば使えたので、ほとんど支障なく旅が続けられそうだった。
ロンボク島の観光は、私がリクエストしたスナル村(Senaru Village)にあるセンダン・ギラとティウ・クルプの滝(Sendang Gile
and Tiu Kelep Waterfall)の滝へ行ってもらうことにした。
ここはLombok Trekking Travel Service(ウェブサイトには日本語ガイドもありと記載)など英語のパッケージツアーではポピュラーな観光地とされているようだが、日本語の情報はほとんどなく、是非、行ってみたいと思ったからだ。
ロンボク島に上陸してから途中で昼食を挟んで2時間半でスナル村(Senaru Village)に到着した。
宮本さん曰く、入口から近い方のセンダン・ギラの滝(Sendang Gile Waterfall)へ行くにはガイドの帯同は不要だが、遠い方のティウ・クルプの滝(Tiu
Kelep Waterfall)へ行くにはガイドを雇わないといけないとのことだ。
もっとも、このガイドは英語がほとんど話せず、滝へ行く道が迷いやすいところでもないので、体のいい現地雇用対策というわけだ。
私たちは入口で入場料を払い、ガイドを雇うと、ティウ・クルプの滝(Tiu Kelep Waterfall)へ向かう。
滝へ向かう道は思ったよりも緩やかで、所要時間も片道30分ほどだ。
滝壺ではかなりの人が水遊びをしていて、多くの現地人に交じってビキニを着た女性もチラホラいる。
インドネシア人は沐浴(マンデイ/Mandi)が好きだというが、滝遊びも彼らにとってはマンデイということなのだろう。
私も水遊びをしようと滝壺へ入って行くが、やはり水は少し冷たい。
それでも外が暑いので、水浴びをしていると気持ちがいい。
ここでも私は必死に写真を撮ろうとするが、噴霧(mist)がレンズにかかってうまく撮れない。
さすがに滝壺で写真を撮るのは無理だったか。
順番が逆になったが、ティウ・クルプの滝(Tiu Kelep Waterfall)での水遊びを終え、今度は入口に近い方のセンダン・ギラの滝(Sendang
Gile Waterfall)へ向かう。
こちらの方は奥の方の滝に比べると水遊びをしている人は少ない。
私たちが行ったときは偶然にもビキニの女性が2人、水浴びをしに滝の下へ歩いて行ったが、どちらかというとピクニックに来た地元の人が滝を眺めているだけといった感じがある。
水遊びをするなら断然、ティウ・クルプの滝(Tiu Kelep Waterfall)の滝に軍配が上がるだろう。
滝遊びを終えた私たちはマタラム(Mataram)へと向かう。
今回の車のチャーターはボートと合わせて10時間、スナル村(Senaru Village)を出発したのが午後3時過ぎだったので、宮本さん曰く、ホテルへ着くまでに、あと1か所ぐらい観光する時間があるという。
そこで私はリンサル寺院(Lingsar Temple)へ寄ってもらうことにした。
ここはロンボク島の中では観光名所の一つであるが、ボロブドゥール(Borobudur)や、プランバナン寺院(Prambanan Temple)を見たことがある人はあえて行かなくともいいと思えた。
強いて言えば、ビーチに飽きたときの時間潰し、あるいは今回のように何かのついでに行くというのがいいかもしれない。
すべての観光日程を終え、ホテルへ向かってもらう。
宮本さん曰く、7月1日から5日までの日程で、インドネシア中の政府関係者が集う会議があるらしく、私が希望したところを含めて、マタラム(Mataram)市内の高級ホテルは軒並み満室だったそうだ。
従って、中級ホテル以下のところしか空室がなかったようだが、私にとってマタラム(Mataram)はトランジット目的でしかなかったので、それで十分だった。
ただ想定外だったのは、近くに英語の通じそうなレストランがあまりなかったことと、マッサージ屋が見当たらなかったことだった。
仕方がないので、濡れた服をドライヤーで乾かしたり、使いものにならなくなったパンフレット類を整理して過ごすことにした。
それでも時間が余ったので、ホテルのフロントでマッサージ屋の場所を聞いたら、マッサージ師を部屋に呼んでくれるという。
変だなと思ったら案の定、エロマッサージのお誘いだった。
結果的に、今日の車チャーターによる観光は良かったと思うが、唯一、ホテルのロケーションの選択は失敗したと思った。
やはり泊まるなら外国人観光客の多いスンギギに(Senggigi)にすべきだったかもしれない。
そうすれば、Marina Srikandi Fast Boat Serviceを使って直接バリ島へ帰れたからだ。