ギリ・トラワンガンでサイクリング

7/1(Mon) ギリ・トラワンガンでリラックス
宿泊先 Good Heart Resort / US$48.09 (\4,760) per night
(当初私が予約していたGiliano Residenceは突然の営業休止。同一オーナーのホテルに代替宿泊のため差額負担なし。)
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語)]
関連サイト アジア総合リンク インドネシア ロンボク島
Gili Islands Maps by Gili Paradise

今日は自転車を借りて島巡りをしてみることにした。
宿泊客は無料で貸し出しているようなので、朝食のときに出迎えてくれたオーナーのライズマン・プルナワディ(Raisman Purnawadi)さんに挨拶だけして借りていく。
島巡りの途中で綺麗なビーチがあればそこで遊べるように水着はあらかじめ着込んで行く。
周囲がサンゴ礁の島なので、スノーケリングトリップに参加するのも手だったが、今回は自力で秘境(!?)探しに出ることにした。
もっとも、馬車(チドモ/cidomo)を半日チャーターしたらいくらになるのか聞かなかったが、ビーチエリアの移動で50,000ルピア(500円)取られるのであれば、あえて交渉する余地もないだろう。

しばらくビーチ沿いを走ってみたが、フト思い立って内陸の方の道へ入ってみる。
内陸の方はのどかな風景が広がっていて、地元の人たちの生活ぶりを垣間見ることができる。
そのうち、だんだん店も少なくなり、iPhone 3GSの地図機能もあまり役立たなくなってきた。
もともと精密な地図が表示される場所でもなく、あまり奥に入り込んで帰れなくなるとイヤなので、途中から元来た道を引き返すことにした。
ビーチ沿いの道へ戻る途中に、昨日泊まるはずだったギリアーノ・レジデンス(Giliano Residence)があった。
自転車や馬車だと近く感じたが、歩くと港まで結構ありそうだった。

ビーチ沿いの道に戻った私は、島の南(ホテルとは反対側)の方へ自転車を進める。
夜になると華やいだ雰囲気を出しそうなレストランやバーなどが立ち並ぶエリアに入る。
どうやら港の南側のエリアが白人たちがパーティを楽しむところのようだ。
港の北側にあるホテルからでも十分に歩ける距離だが、泊まるならもっと近いところの方が良さそうだ。
今回は宿泊のトラブルに見舞われたので、あまり贅沢も言えないが、次回来るときがあったらGili Trawangan Mapでも見てロケーションを工夫したいと思う。

ギリ・トラワンガン(Gili Trawangan)

しばし走ったところで、観光客が集まって写真を撮っているところがあった。
私もそこに自転車を止め、海をバックに写真を撮ってもらう。
美人が写っているわけではないので全く絵にならない。(苦笑)
それを過ぎると、ホテルやレストランがビーチパラソルとデッキチェアを提供しているビーチが点在している。
ほとんどの人は日光浴をしているだけで、海で泳いでいる人は少ない。
その合間を縫ってところどころそういった施設のないビーチがあるが、いずれにしろサンゴ礁の島だけあってビーチサンダルを履いていないと足の裏が痛くて歩くことができない。
海は遠浅なのだが、水遊びを楽しみたいなら、港のあるメインビーチまで戻った方が良さそうだ。

途中で昼食を取り、午後をどう過ごそうかと思い、iPhone 3GSを取りだして地図を開いてみる。
先を目指しても何か見どころがあるわけでもなさそうなので、疲れが出ないうちに戻ることにした。
港に近づき、レストランやホテルが多くなってきたところで内陸部に入ってみる。
朝方に通ったときにマッサージ屋と思しき看板が見えたところだ。
暑い昼下がりに涼しいところでマッサージを受けているとだんだんと眠たくなってくる。
気が付いたら「ミスター終わりだよ」と英語で言われて苦笑する。
何もしない贅沢、そんな言葉が似合うような昼下がりのひと時だった。

夕方になってから昼間自転車で通りかかった南側の賑やかな一角に行ってみた。
ビーチサイドのカフェで夕涼みしながらビールを飲み、iPhone 3GSで情報収集しながら周囲を見渡す。
店内では無料のWi-Fiが使えるのだが、パスワードがわからないので、ウェイトレスを呼んでみる。
照明が暗く、自分で設定すると打ち間違えそうなので、英語の画面に切り替えて入力してもらう。
便利になったものだ。
そうこうしているうちに、白人のカップル、あるいはバックパッカーらしき一人旅の人、いろいろな人が店に集まりだして来ている。

夜になると、このあたりはいっそう賑やかになるのだろう。
「どこから来たの?」という店員の英語の呼びかけに「モロッコ」と答える男性グループ、私は思わず、えええと心の中で呟く。
モロッコからインドネシア、まさか旅行で・・・
それとも同じムスリムということで、出稼ぎでインドネシアに・・・
でも風体は労働者というより、ビジネスマンがバカンスに来ている感じだ。
もはや新興国からの観光客が世界中を旅する時代において、過去の先入観は捨てないといけないと思った。
そう、先進国の人だけが旅人だった時代は終わりを告げ、冨を掴むチャンスをものにした人が世界中を駆け巡っているのだ。

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