9/24(Sun) | 香港(チャイナ・フェリー・ターミナル/尖沙咀) 10:15-(Turbo Cat)-11:15 マカオ ホテルのプールで日光浴 葡京酒店(リスボアホテル)のカジノで遊ぶ |
宿泊先 | Grand Hyatt (ex Hyatt Regency Macau) / \10,400 per night (日本で予約) |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | Hover Ferry: HK$126=\1,760 |
関連サイト | アジア総合リンク 香港 マカオ 香港からマカオへのフェリースケジュール |
香港からマカオへ行くルートには大きく分けて2つの方法がある。
1つは、香港島の上環(ションワン=Sheung Wan)にある港澳碼頭(ゴンオウマータウ=Macau
Ferry Pier)から行く方法で、これだと24時間運航で、昼間なら15分毎に出航しているので、混雑していなければ、いつ行っても乗れるというもので、これは私が昨年使ったルートである。
もう1つは、尖沙咀(チムサアチョイ=Tsim Sha Tsui)の中国客運碼頭(ジュングオコーユンマータウ=China
H.K Ferry Terminal)から行く方法で、これは便が少ないので、あらかじめ啓徳空港(Kai
Tak Airport)の観光案内所で出航時刻を確認しておく必要がある。
中国客運碼頭(ジュングオコーユンマータウ=China H.K Ferry Terminal)は、ホテルから廣東道(ゴントンドウ=Canton Road)を北上したところにある中港城(ジュンコンシン=China Hong Kong City)の外側にある埠頭である。
そのビルの中に入り、エスカレーターで2Fに昇ると、チケット売り場があり、出国審査も同じ階にある。
ちなみにマカオまでのフェリー料金は、週末料金だったので126HK$(\1,760)である。
私たちの乗った10時15分発のフェリーは、週末は大混雑という定説(!?)を大きく裏切るようにガラガラで、昨年行ったときのような、平日でも満員だったことが嘘のようである。
ここへ来るまでは、本数が少ないうえに、乗り切れなかったらどうしよう?なんて思っていたのだが、そのことは単なる杞憂に終わってしまったようだ。
香港を出発して約1時間、私たちを乗せたフェリーは、マカオの澳門外海碼頭(Porto Exterior Pier)に到着した。
ここで入国審査があるのだが、ここはフェリーの中と違って、長い行列がたくさんできている。
やはり、週末のマカオは遊びにくる香港人で溢れているようで、私たちの乗ったフェリーだけが、偶然にも空いていただけのようだ。
カジノだけをしに来た昨年と違って、今回は宿泊までして、観光をする予定(!?)になっているので、情報を仕入れに観光案内所にも行ってみる。
そこで、日本語の「マカオでの外食」と英語の「WELCOME TO MACAU」にポルトガル語で書かれたバス路線のガイドをもらった時に、ホテル専用のフリーシャトルバスがあることを教えてもらった。
当初はホテルまで一般のバスかタクシーを利用しようと思っていたので、「渡りに船」と乗ったのは言うまでもないことだ。
ホテル専用のバスは、一般のバスの出発する側と反対側の地下道をくぐって行ったところから出ている。
私たちのホテルのバスだけでなく、他のホテルのバスもあるようなので香港などから来た観光客もたくさん待っていて、すぐにそことわかる。
バスは、澳門外海碼頭(Porto Exterior Pier)-葡京酒店(Lisboa Hotel)−凱悦酒店(Hyatt
Regency Hotel)の循環で昼間なら約20分毎に運行されている。
しかも、いちいち宿泊者であることなど確認しないので、身なりがあまり汚くなければ、誰が乗っても問題なさそうだ。
昼食には観光案内所でもらった「マカオでの外食(Dining out in Macau)」というパンフレットが役に立ちそうな感じだが、ホテルのあるタイパ島(Ilha de Taipa)よりも市街の方が、たくさんレストランがありそうなので、再度シャトルバスに乗って、葡京酒店(Lisboa Hotel)まで行くことにする。
思い出深いカジノの前を通り、新馬路(サムマーロウ=Avenida de Almeida Ribeiro)の方に歩を進めるが、そのまま通りに突っ込むと、昨年の二の舞になるので、すぐのところにあったレストランに入る。
ここでは飲茶(ヤムチャ)にトライすることになったのだが、もちろん英語はほとんど通じない。
そこで、登場したのは広東語の会話集!
邦訳「お薦め料理はどれですか?」は、常套句となりそうだ。
食事から戻ると別ルートで来た友人もツアーから解放されてホテルに戻っていた。
彼らの使ったツアーの参加者は彼らを含めてもたった4人で、残りの2人の女性は、午前の観光が終わると香港へ行ってしまったそうだ。
従って、彼らのツアーはパックとはいえ、個人旅行のような感じでいるらしい。
まあ、2人の女性にしてみれば、彼らのようにカジノ目的でなければ、これ以上マカオに滞在する理由がないということなのだろう。
どうやら、香港へ行くパックツアーの中で、マカオの比重が著しく低いのは、こういった事情が多分に影響しているからなのだろう。
ところで、私たちの宿泊しているホテルには、隣接のリゾート区にプールなどの施設があり、宿泊者のみ利用可能である。
それで、私たちはプールに行ってみると、そこは白人租界でないかと思われるくらいに、欧米人が目立って日光浴を楽しんでいる。
まあ、日本人は忙しい(!?)が多いし 香港人は無駄金を使いたくないという人が多いからだろう。
9月下旬とはいえ、こうして、午後のひとときをプールにて楽しめるのは、緯度の低いマカオならではで、昨年のオランダや2年前のベルギーで、長袖を着なければならなかったのとは、対照的である。
夕食は、ホテルのフロントで薦めてもらった龍記酒家(Long Kei Restaurant) に全員で行くことにする。
マカオと言えば、ポルトガル領なので、そちらの料理もあるということだが、友人の1人が「昼食で食ったものはあまり美味くなかった。」とのことなので、やはりマカオでも広東料理というのが正解のようだ。
また、このレストランは、日本人御用達のレストランであるのか、日本語のメニューもあって、便利なようだが、肝心の店員は日本語はおろか英語すら話せなさそうだ。
それでも4人でHK$300(\4,200)程度で済んだのは、安上がりだったと言えるだろう。
そして、最後のトリはもちろん、葡京酒店(Lisboa Hotel)でのカジノである。
パック組の2人は昨夜も来て、たいそうな散財をしたらしいので、今夜はリターン・マッチというわけだ。
中に入ると、相変わらず大小(タイショウ)が大人気で、掛け金のミニマムHK$50(\700)というのも昨年と全く同じだ。
掛け金のミニマムHK$200(\2,800)のブラックジャックの台は、相変わらず香港人が多く、どこにそんな金があるのかと、いつものことながら驚いてしまう。
かくいう私はあっという間の惨敗でHK$1,000(\14,000)なんて金はあっさりとなくなってしまった。
ちなみに私たちの中で1人だけお金持ち様がいたようで、彼の豪快な賭けっぷりは香港人と同じだった。
そんな彼に娼婦も目がないようで・・・
出稼ぎの中国人だという噂もチラホラと・・・
超円高の中のジャパンマネーを狙って今夜も・・・という感じだったですかね〜彼女たちは
9/25(Mon) | 澳門(マカオ)島内観光 マカオ 13:30-(Catamaran)-14:45 香港(チャイナ・フェリー・ターミナル/尖沙咀) アバディーンと百万ドルの夜景 (日本発のパックツアーのオプショナル・ツアー) |
宿泊先 | Regal Kowloon / \20,000 per night (日本で予約) |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | ツアー代金: HK$540=\7,560 Hover Ferry: HK$107=\1,500 Macau Bus: HK$2=\30 |
関連サイト | アジア総合リンク 香港 マカオ 香港からマカオへのフェリースケジュール |
日本からのパックツアーで来た2人が午前のフェリーで香港に帰る頃、私たちは昨日行かなかった観光に出かける。
彼らとは、今夜のホテルで再会する予定になっていて、私たちは彼らに夕食を兼ねた"Aberdeen
Night Tour"に一緒に予約をしてもらうように頼んでおいた。
そして、ホテル専用のフリーシャトルで澳門外海碼頭(Porto Exterior Pier)へ向かった手持ちのバックパックをコインロッカーに預ける。
ビルの中に入ると、「カンコー」とか「タクシー」とか言って客引きが来るが、アラブ人やインドネシア人に比べれば、赤子のようにおとなしいものだ。
コインロッカーは1Fと2Fにあり、説明書きには日本語もあるので、故障さえしていなければ、問題ない。
荷物を預けて身軽になった私たちは、今度は公共のバスに乗って観光地へ向かうことにする。
料金はわずか HK$2(\30)と、日本人から見れば只のような値段であるが、所詮は地元用なので、乗車する時はともかく、下車する時は地図を現地の人に見せて確認していくしかない。
もちろん、車内の人たちは日本語はおろか英語も理解できることは期待できないので、例の広東語の会話集の該当部分をなぞってやるしかない。
とりあえず、バスに乗ってはみたものの、そのバスがどこを走っているのかも皆目見当もつかないし、スラムのような街路を延々と走っていると、本当に目的地に着くのか不安になってしまう。
誰かが冗談で「香港には強盗団がいるから危ない!」などと言ってるのを聞いて、私たちは笑い話にしていたが、このバスに乗っていると、スラムから拳銃強盗ぐらいは出没してもおかしくない雰囲気があった。
でも、良く考えれば、狙われるのはパックツアーのバスの方かな?
マカオ外港 (Outer Harbour) | 碼閣廟 (Ma Kok Miu) |
ペンニャ教会(Ermida da Penha) |
乗客が私たちだけになって、バスの車窓から海が見えるようになると、終点に到着である。
ここのバスターミナルの前に、私たちの目的地である碼閣廟(マーゴクミウ=Ma
Kok Miu)がある。
このマカオ最古の道教寺院は、海の守護神である阿碼(アーマー=A-Ma) が祀られて、マカオの名の起因となったところでもある。
全体が線香の香りに包まれており、内部には祈りを捧げている人たちもチラホラと見られる。
寺院の前の階段で座り込んでいる人たちは、寄付でも募っているのかな?
次は、寺院から徒歩15分のところにあるペンニャ教会(西望洋主教堂=サイモンヨンジイガウトン=Ermida
da Penha)へ行くことになる。
ここは、尖った塔と三角の屋根が特長的で、しばしば遠景がマカオの代表的風景として紹介されている。
先程の寺院が道教であるなら、こちらはカトリックの教会で、こういうところは、アジアの中のヨーロッパを感じさせる光景である。
もちろん、ここはキリスト教の布教の拠点とされたところで、今日のように晴れていると丘上からの眺望が見事なものである。
ちなみに、こうした宗教的建築物巡り(!?)がわが友人の得意とするところで、おまけに地図を見ながらの観光だから彼の案内は完璧である。
少し前に流行った、小泉今日子の「月ひとしずく」ではないが、「人に任せて僕らは行こう〜」なんて感じになっちゃうのかな〜
最後は、教会から徒歩5分のところにある総督府(Palácio do Governo)へ向かう。
このピンク色の優雅な宮殿風の建物がそうであるのだが、警備の人がその門前に立ちはだかり、中へは残念ながら、入って見学したりすることはできなかった。
13時30分、私たちを乗せた九龍(カオルーン=Kowloon)行きのフェリー(HK$107=\1,500)がマカオを出航する。
フェリーの船室は往路とは対照的に、平日の割にはほぼ満員で、どちらが週末便なのか?と言いたいくらいだ。
アバディーンナイトツアーに見る 英語ツアーと日本語ツアーの大きな格差 |
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アバディーンナイトツアーへ行くのに言葉の心配をすることはない。 日本語対応の現地ツアー(例えばパンダバスとか)もあるし、日本発のパックツアーならオプショナルツアーとして用意されている。 ただ私は昨年の経験であえて英語ツアー(Gray Line Tours)を申し込むメリットがあると思っていた。 それにもかかわらず、今回は香港で合流した友人のオプショナルツアーに一緒に参加したので、日本語ツアーに参加することになった。 そして、私の予想は明確なサービスの格差で実証されることになった。 料金の格差は仕方がないだろう。 でも下表の格差をあなたはどう思うか? 私は複雑な気持ちだった。 なぜならば、このことが日本人観光客がなめられていることも実証したからだった。 |
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香港のホテルで先発組と落ち合うまでは、私が昨年申し込んだGray Line Toursの"Aberdeen
Night Cruise"の申込みはできたのかな?なんて淡い期待があったのだが、彼ら曰く「飲み放題クルーズと水上レストランがセットになったツアーはないと言われた。」らしく、結局は日本からのパックツアーのオプショナルである「アバディーン水上レストランでの夕食と夜景鑑賞(HK$540=\7,560)」になっていた。
よく考えてみれば、日本の旅行会社に委嘱された現地係員が、全然関係のないGray
Line Toursのツアーを申し込んでくれるはずないもんな!
ちなみに、ちょっとロビーを覗いたらGray Line Toursのパンフレットがこのホテルにも置いてあった。
それにしても、昨年は「飲み放題クルーズ」付で525HK$(\7,200)だったツアーが、なんで"without"で高くなるのか不思議で仕方ないが、この実体を知っている人はいったい何人いるのだろうか?
本日の教訓:自分の旅行を人任せにしてはいけない!
ホテルのロビーに16時45分に集合という、このツアーは最初から「飛ばしてくれそうな」感じだ。
クリスマス・シーズンでの「飲み放題クルーズ」付のツアーの集合が17時30分だったのに、なぜ9月の下旬の太陽がまだ高いうちから「夕食」のツアーに行かなければならないのか?
とりあえず、怪しげな(!?)日本語を操る女性ガイドに連れられてバスに乗り込んだ私たち4人は、目的地である有名な珍寶海鮮舫(Jumbo
Floating Restaurant)へ向かうことになる。
バスの中の観光客たちは、雰囲気的に同じツアーで来た人たちのようで、私たちは飛び入りという感じだ。
ところで、肝心の食事の方はと言うと、昨年来たのと同じレストラン?というくらいのレベルで、食事のサーブのスピードも忙しい(!?)日本人観光客に合わせているのか、落ち着いて食事を楽しむ、といったものとは、ほど遠いものであった。
これは、ひとえに「我々は舐められている!」というものではないだろうか?
そうでなければ、ここまで英語ツアーと日本語ツアーの内容に差があるものか!
友人曰く「これなら個人で来た方が全然ましじゃん!」とのことだが、全く同感である。
日本人女性だけが、行列まで作って、千円の撮影料を払って、王妃(!?)に扮した自分を撮ってもらって喜んでいるようでは、2年後には中国返還(The
memorial of handover of Hong Kong to China)も控えてることだし、ツアー料金5割増しで、ぼられるだろうな!
悲しいことだが、当時こう書いた私の予想は見事に的中した。
旅コムのコラム「中国返還との香港観光の将来」で荒川一郎氏は言う。
これは、切実な問題だが、『表』のブームたけなわの頃、旅行市場を呆れさせた、特にホテル業界に見られた、あの「稼げる時に徹底的に稼げ」式の営業姿勢は、『裏』の段階にまで引きずってもらいたくないということがある。 『裏』のブームは短期決戦で終わらせる性質のものではないのである。 高いホテル料金は日本からの香港観光の約60%を占めるパッケージツアーをもろに直撃するだけではなく、いったん「高い」というイメージが定着すると、消えるのにどんなに早くても1ー2年を要し、ブームどころではなくなるのである。 日本人観光客はハワイやソウルなどにとられることになろう。 |
また、英字誌のTimeは1998年5月4日のコラム"Can Japan Come Out and Play Now, Please?"でこうも書いている。
Among the hardest-hit destinations is Hong Kong, which had about 61,000
Japanese arrivals in February, 58% fewer than a year ago. |
(日本人観光客の減少によって)打撃を受けたアジアの観光地の1つは香港だ。 1998年2月の日本人観光客は約61,000人と、前年比58%もの減少を記録した。 「もちろん我々は心配している。」と香港観光協会報道官のペーター・ランドールは言う。 香港の問題は、Bird Flu<新型インフルエンザ(H5N1)>に関する広範な(そして、それはたぶんおおげさであるが)報道と、いくつかの旅行会社が日本人観光客に対してぼったくっていた問題が混ざり合ったものである。 しかし、他のアジアの国々でも同じような被害を受けている。 例えばシンガポールでは1月初旬に比べて日本人旅行客は30%ダウンとなっている。 |
次のメニューは、ビクトリア・ピーク(Victoria Peak)での夜景鑑賞である。
これについては山頂まで行ったので、まあOKということにしておこう。
と、いうのは滞在時間が少なく、ビールを飲みながら夕涼み(!?)をするようなことが、できなかったことによるのが、私としては採点が辛くなるのであるが・・・
大失敗(!?)に終わった「アバディーン水上レストランでの夕食と夜景鑑賞」日本語ツアーを終えて、私たちは、廟街(ミョウガーイ=Temple Street)への買い物に繰り出すことにした。
ここは、天后廟(ティンハウミョウ=Tin Hau Miu)の門前も南北に走る1kmの通りで、午後8時以降になると、道路の中央に衣類,靴,テープ,玩具などの露天・屋台が並び、平民夜総會(ピンマンイエーゾンウイ=Poorman's
Nightclub)と呼ばれる庶民の大ショッピング街となるところだ。
いずれの品も安いが、こういう場所にありがちな値引き交渉には意外と応じないところが多い。
こういうところが、アラブ人と華僑の違いなのか?とも思わないでもない。
それでも、CDなどは1枚HK$25(\350)という嘘のような価格で、売られており、日本に持ちかえっても、当然のことながら、ちゃんと聴くことができる。
また、屋台の食べ物屋やジュース屋もあるようだが、こちらはちょっと勘弁という感じだ。
何と言っても、いつ下痢してもおかしくないような雰囲気がありありだからね〜