9/2(Thu) | チュニスのメディナ観光 チュニス(カルタゴ) 17:45-マルタ航空(KM)681-19:40 マルタ(ルア) |
宿泊先 | Osborne / \13,000 per night (日本で予約) |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | タクシー / ホテル-チュニス・カルタゴ空港: 5D=\460 タクシー / マルタ国際空港-ホテル: 6ML=\1,660 |
関連サイト | イスラム諸国・欧州総合リンク チュニジア マルタ 健康と医療 Newsweek日本版<小さな島国の首都はドラマがいっぱい> マルタの佐藤聖子さんお薦めの英語学校"NSTS"の情報 |
体の調子が少しおかしいと気付いたのはこの日の朝だった。
多少下痢気味だったので、いつも海外旅行のときに持ち歩いている漢方薬の保濟丸(Po Chai Pills)を飲んで町へ出かけた。
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ほとんど恒例行事と化した友人への絵葉書を郵便局で投函すると、チュニスの中央市場を覗いてみる。
ここでは果物や野菜が豊富に売られ、とてもアフリカとは思えない雰囲気があった。
もちろん、チュニスは温暖な地中海性気候の属する都市なので、内陸の町とは違って当たり前なのだが、できることなら昨日来ればよかったと後悔したのだった。
そうすれば、冷たく冷えた果物をホテルの部屋で食べられたのにね〜
あと、チュニスの新市街のショップなどは昼休み(siesta)を取るようなので、買い物のときは注意した方がいいみたいだ。
さて、アラブと言えば、やはりメディナのスークを外しては語れないでしょう。
でも私のお腹の調子は悪く、メインゲートであるフランス門(Bab El Bahr)の近くのカフェで小休止なのだ。
単にここではトイレのために入ったようなものだが、システムは日本や欧州とは違う。
まあ、どちらかと言えば、トルコ式トイレと同じかもしれないが、かくいうアラブ式トイレのため、用足しのあと、トイレットペーパーは使えず、右手で手桶の水を尻に流し、左手で洗う、というものだ。
私は今までトルコとモロッコでこのタイプのトイレを見てきたが、実用しないといけないハメになったのは初めてだ。
水をかけ損ねて短パンや下着を濡らすと大変なので、全部脱いでから便器に座る。
便座がぐらぐらしているし、ちょっと汚いので、尻を浮かして座らないといけない。
何でこんなところで、筋力トレーニングみたいなことを・・・と思いながら黙って準備をする。
こういうとき暑い国というのは都合がいい。寒い国だったら素っ裸で便所になどいられないからだ。
ところで、用足しの後で左手で尻を洗う、という行為は非常に勇気のいるものだが、慣れてしまえば、暑さで蒸れた尻が冷たい水で引き締まって気持ちがいいものだ。
ちなみに、下痢してるときは往々にしてトイレットペーパーで尻を拭きすぎて痛くてヒリヒリするが、アラブ式トイレならそんな心配はない。
便所の外にいたおばさんの質問も"Is it comfortable?"と、アラブ式トイレを体験した者に対する適切(!?)な質問が返ってくる。
さて、あなたならどう答える・・・
と、便所を出たとたん、またもや便意が・・・果たして私はここから出られるのか?
チュニスのスーク | |
メディナのスークは、細かな路地の両サイドに様々なものを売る店が軒を並べている。
しかし、そこは無秩序に並んでいるわけでなく、最もグラン・モスクに近いところにある香水のスーク(Souk
El Attarine)を始めとして、同業者が同じエリアに同居するような形を取っている。
こんなことやっていて喧嘩や紛争が生じないのだろうか?とも思うのだが、それこそアラブの知恵というか、神の思し召しというか、うまくできるようになっているのだろう。
中では、冷たい飲み物や食べ物も売っていて、ケバブを食いながら行き交う人々を見るのも楽しいと思うが、今日の私ではトイレ直行になりそうなのでやめることにした。
この中で気になる物売りや客引きは、チュニスの場合、ほとんどなく、唯一Tシャツというか衣料品のスークで声がかかる程度である。
でも彼らにとって東洋人はすべて同じなようで、日本人も韓国人も中国人もみな同じである。
ちなみに、ここでは"Are you Karate-man?"とはほとんど聞かれない、"Yakuza!
Hey! Yakuza!"と、たまに言われたぐらいだ。
おそらく仁侠映画でも流行っていたのだろうか?
こんなところもモロッコとは違ったね〜
そして、当然のことながらスークでは値切り交渉は必要ですよ。
体調があまりよくないまま私はマルタへと旅立つ。
今日がチュニジア内地へ行くのでなく、一応欧州を目指す日であったことを神に感謝している。
機内ではとうとう熱まで出てきたようで、スチュワーデスに「何か薬をください。」と言ったら出てきたのは"Panadol"という海外の薬局ではポピュラーな解熱剤だった。
オーストラリア、マレーシア、そしてマルタでさえも売っていて、国際線スチュワーデスの常備薬であることからこれは本当にポピュラーなんだろう。
私も日本へ持ち帰って飲んだことがあるが、日本の薬よりも数段効き目が違う。
日本の薬が患者のためではなく、医薬品業界を儲けさせるためというのが本当だと思ったのは、この薬に出会った頃からだ。
Panadolは海外ではポピュラーな解熱鎮痛剤で、国際線スチュワーデスも常備している人は多い。 日本からオンラインで購入するならPharmacy DiscounterやOnline Pharmacyなどを利用できる。 なお、購入の手続きをする前に iDrugStore.com−薬事法の遵守について、あるいは医薬品個人輸入のすべてで必要な知識を得ておこう。 |
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まあ、今夜のホテルが安宿でなくて良かったと言えるのかな?
ちなみに、私たち明後日、ゴゾ島へ行こうと思ってるんだが!
こういうのを神をも恐れぬ行為と言うのだろうか?
マルタ国際空港(Malta International Airport)から市街へ行くには頻繁に走っているバスを利用するのが一般的だ。
また、バスに加えて、タクシー(6LM=\1,660)も利用できるので、夜に到着したときなどは、多少高くてもタクシー利用がいいだろう。
バス No. | 主な経由地(Main Trips Route) | 時刻表(Timetable) | |
8 | Valletta-Marsa-Paola-Tarxien-Birid-Deheb-Ghaxaq-Gudja stop at Airport | summer | winter |
当時、マルタという国に関する旅行情報は乏しかった。
ガイドブックは「地球の歩き方−南イタリアとマルタ」というのと、楽天舎書房から出ている「バスの王国マルタ」という本があるだけだった。
そして、 インターネットが日本に普及し始めたこの年、私もインターネットを使って旅情報を検索することをやっていた。
日本語のサイトなんかないだろうと思っていたところが、マルタ・フリークとも言える坂田真氏がマルタ共和国情報サイト【中央地中海通信】を運営していた。
そこで、見つけたのがマルタ在住の日本人の佐藤聖子さん、彼女に私は旅行前に何回かE-mailで連絡をしていたが、このときは「時間があれば遊びに行く」程度のことでしか考えていなかったのだ。
ただ、彼女の連絡先だけメモして日本から旅立った。
そして、そのことが思わぬ出会いを生むなんて誰も予想だにしなかったのである。