9/1(Wed) | カルタゴとシディ・ブ・サイドへの小旅行 | |
宿泊先 | Carlton / 70D (\6,500) per night | |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com venere (英語・日本語)] | ||
諸費用 | 交通機関 | TGM / チュニス-カルタゴ: 2等 0.56D=\50: 1等 0.96D=\90 |
入場料 | カルタゴの史跡共通入場券(下記の12箇所): 5.2D=\480(写真撮影料込み)
チケット購入可能な史跡
見学のみ可能な史跡
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関連サイト | イスラム諸国総合リンク チュニジア |
チュニス郊外にあるカルタゴは、伝説によれば、紀元前814年にフェニキア人の王女エリッサによって建設された都市と言われる。
その後、3度のポエニ戦争により、ローマ帝国に滅ぼされ、さらにユリウス・カエサル(Gaius
Julius Caesar)によって植民市として復興した歴史を持つ。
3世紀以来、この地が北アフリカにおけるキリスト教の中心地となったことから史跡にはイスラム圏の国でありながらキリスト教の影響が色濃く残ることになる。
カルタゴ | |
カルタゴ博物館の前庭 (Carthage National Museum) |
サン・ルイ教会 (Cathedral of St. Louis) |
アントニヌスの共同浴場(Antonine Baths) | |
ローマ人の住居(Roman Villa) | カルタゴの街道沿いの眺め |
私たちはTGMのチュニス・マリーン駅から冷房のないムッとした列車に揺られること20分、史跡見学の拠点となるカルタゴ・ハンニバル駅へ到着した。
そこから主だった史跡までは徒歩数分の距離なのだが、やはり暑いのが結構辛かったりする。
こういうときには、室内で見学できるカルタゴ博物館は外せないだろう。
ガイドブックにはほかを回ってからの復習用なんて書いてあるが、私たちは予習をしたわけだ。
まあ、どっちでもいいけどね〜
で、見どころは、ガイドブックによると、チケットを売っている4箇所の遺跡、というわけだ。
現地人もよく考えてる。
是非、見て欲しいところにチケット売り場がある、ということだね。
カルタゴからシディ・ブ・サイドまではTGMで数分の距離だ。
ガイドブックによっては歩けると書いてあるが、夏にビールが飲めない国の町歩きは私としてはお薦めできない。
0.5US$(\56)という金がそれぞれの国によってどの程度の価値を持つかわからんが、この程度の金を節約する価値はないと思う。
また、シディ・ブ・サイドにはビーチもあるらしいので、暑いときはそういう楽しみもあるようだが、こんなことも書いてあるんだよね。英語サイトだと・・・
There are not very many things to do in Sidi Bou Said, the beach is crammed
by sex-exploring young boys, making a swim for a woman here virtually impossible. シディ・ブ・サイドではすることはあまり多くない。ビーチはナンパ少年がたむろし、女性がここで水泳を楽しむことは事実上不可能である。 |
で、実際に行った大和撫子(!?)はこう言う。要は、水泳を楽しみに行くのでなく、日本−チュニジア親善大使(!?)として行くつもりならOKなのですね。
シディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said) | |
さて、ここには実際、何があるのかと言うと、上の写真にあるような素敵な光景ということだね〜
事実、素晴らしいチュニジアン・ブルーのドアに彩られた家並みが続くハディ・サブルーク通り(Rue
el Hadi Zabrouk)の周囲を埋め尽くしており、そこを散策するのは1つの楽しみだ。
あとはカフェで甘味を味わいながらリラックスしたり、メイン・ストリートの回りになる土産物屋を冷やかすことだろう。
ところで、ここは典型的な欧米人向けの観光地のようだが、ビールは残念ながら飲めない。
駅から道なりに行ったところにある広場に露店があり、ビールの絵柄の飲み物が売っているが、それに騙されてはいけない。
この飲み物、2D(\190)もしたので、私たちは完全に騙されたのだが、実はノン・アルコールのビール、とてもじゃないが不味くて飲めない・・・
あと、注意しないといけないのが物売り、チュニジアでは珍しいので、ついつい油断してしまいそうになるが、ここはアラブ!
気を引き締めて行こう!
ビールを飲むならチュニスのCafé de Parisで!
ハビブ・ブルギバ通り(Avenue Habib Bourguiba)と、カルタゴ通り(Avenue de
Carthage)の交差点にあるカフェ、ガイドブックにはフランス風とあるが、そんなお洒落な店でなく、内部は大衆食堂のような長テーブルに椅子がたくさん置いてある。
でもビールを飲むにはここがいい。
あまり高級感のあるバーなんかに行ったら金が持たないからだ。
中はほとんど全員、欧米人、さすがに日本人はここではあまり見かけないようだ。
そして、調子に乗って、チュニジア最後の夜を高級レストランで過ごそうと出かけた私たち!
目当ては酒を飲みながら夕食が取ること、でもアラーの神を怒らせてはいけないようだ。
ここではワインなんかも飲めたのだが、酸化していたようで不味く、おまけにデザートの氷菓子もよくなかったようだ。
高級レストランということでちょっと油断したのがいけなかったみたいだ。
友人は何ともなかったが、私には悲劇の扉が口を開けて待っていたのだった。