7/20(Sun) | メルシン 12:30-(Bus/MHSB Express)-15:30 シンガポール |
宿泊先 | City Bayview / S$143 (\11,730) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | MHSB Express: S$11.1=\510 (see also here) SBS 170: S$0.6=\50 MRT Tourist Souvenir Ticket: S$6=\490 |
関連サイト | アジア総合リンク, シンガポール マレーシア ティオマン島 |
マレーシアの食事は屋台が基本である。
場合によっては、朝・昼・晩と全部の食事を屋台で済ませてもいいくらい、値段も安いし、味も良いのだ。
もちろん、ガイドブックに書いてあるような衛生面での不安もほとんどないし、氷入りのジュースを飲んでも問題なかったくらいだから、こと食事に関しては神経を使う必要があまりないかもしれない。
ただ、選ぶメニューがどうしても私たちの口に合う料理、つまりチャーハン(En:
fried rice=フライド・ライス、Ma: nasi goréng=ナシ ゴレン、Ch: 炒飯=チャオファン)、焼きそば(En:
fried noodle=フライド・ヌードル、Ma: mi goréng=ミー・ゴレン、Ch:
炒麺=チャオミエン)、ラーメン(En: soup noodle=スープ・ヌードル、Ch :湯麺=タンミエン)
の3つがメインとなるのは、ある程度止むを得ないだろう。
ここでいう「ラーメン」は日本にあるものとはちょっと違うが、要は中国系料理の一種で、スープの中に麺と野菜や魚などが入っていて、非常に美味いものだ。
これで、夕食の場合は、これに肉料理とビールを追加すれば、立派な晩餐となるというわけだ。
また、串焼き肉(Ma: saté=サテー) もマレー料理の代表の1つだから、一度は食べておくべきだろう。
朝食が終わり、私たちは暇つぶしのために、町中を散策するが、特に目新しいものはない。
離島からのフェリーが到着する桟橋(JETTY)の前を通るが、フェリーが到着する時間にはまだ早いせいか、まだバス会社の客引きたちも現れていない。
思えば、昨日のうちに客引きの誘いに乗って、ジョホール・バル(Johor Bahru)にでも行けば、こんな場所で暇潰しをしなくても済んだのに!と思うと悔やまれる。
今回の旅は、どちらかと言うと、予定にない衝動的な行動を取った方がうまくいっていたので、昨日もそうすれば良かったのかもしれない。
私たちの乗るバスは、ティオマン島(Pulau Tioman)へのパックツアーを申し込んだ"Island Connection Travel & Tours (M) Sdn. Bhd.(環堡旅遊有限公司)"のそばにある"Restoran Malaysia"から出発する。
ここは、目の前に中国寺院があり、丘の上には"MERSING"という大きなサインが見える場所なので、非常にわかりやすい。
バスのチケットは、乗る直前にならないと売らないというので、しばらくレストランの前で時間を潰すことにする。
とは言え、マレーシアの通貨をバス代を除いて、ほとんど使い切ってしまった私たちがすることなどなく、レストランの前で佇んでいると、件(くだん)の旅行会社のスタッフが、私に気付いて合図を送ってくる。
たった5日前に1度会っただけなのに覚えていてくれたのには、ちょっとばかり嬉しい気持ちがする。
午後0時30分、ほぼ定刻に、シンガポール行きのバスが到着する。
このバスは、クアンタン(Kuantan)方面から来たバスなので、私たちと入替えに、ここで降りる人も多い。
大勢のバックパッカーが降りて来るのを見ると、件(くだん)の旅行会社のスタッフが早足で近づき、客引きに精を出している。
この国では、マレー系の人よりも中国系の人の方が商売熱心で、その格差が国単位になると、マレーシアとシンガポールといった経済格差に広がるのであろう。
私たちの乗ったバスは、ジョホール・バル(Johor Bahru)経由でシンガポールまで直行するものだ。
もちろん、2回の出入国審査があるコーズウェイ(Causeway)を渡るのも往路のときと同じだが、今日は日曜ということもあって、この道の渋滞が激しく、国境審査場への到着までには時間がかかりそうだ。
そして、1回目はマレーシア側の出国審査、手荷物だけを持って通過できるほど簡易なもので、国境審査官も、出国のスタンプを盲判のように押しているだけだ。
そのせいか、列の流れは思ったよりもスムーズで、無事に元のバスに乗ることができた。
マレーシア側の出国審査が終わると、私たちを乗せたバスは少し走って、今度は2回目のシンガポール側の入国審査場に到着する。
バスのドライバーが"All luggage! All luggage!"と怒鳴って、すべての持ち物を持って出るように注意を促している。
ここでは、入国カードを係官の詰所までもらいに行って、審査場の手前にある机で、パスポートを見ながら書き込むということをしなければならない。
ちなみに、こういうことをしているのは、主として私たちと同じようなバックパッカーが多く、同じ日本人でも「ジョホール・バル1日観光」といったパックツアーに参加しているような人たちは、あらかじめ用意がされているのか、スイスイと入国審査場へと向かっている。
私たちが入国カードを書いている横でも、日本人の女の子が2人、同じように入国カードを書いている。私が「どこから来たのか?」と聞くと、何と「昨日までティオマン島に泊まっていた。」とのことだ。
もしかしたら、17日にアイル・バタン村(ABC=Kampong Air Batang)にやってきた噂の女子大生バックパッカーというのは、この2人かと思って聞き返すと、その通りだと言う。
それで、私たちと同じバスでなかったので、「メルシン(Mersing) からはどうやって来たのか?」と聞くと「ティオマン島で同じシャレーにいたシンガポール人のパックツアーのバスに便乗してきた。」とのことだ。
まあ、彼女たちは2人とも、噂通りの綺麗な女の子だったから、シンガポール人に限らず、日本人や欧米人でもきっと自分たちのツアーバスに便乗させるだろう。
でも、こういう女の子が「タイの山村で野糞までした!」なんていう話は本当なのかな?
入国審査官の手際が悪いということが、今日ほど影響があった日もないだろう。
ただ、ここで出会った女の子たちと延々と話し込んでいられたのだから、あながち悪かったとも言えないのだが、彼女たちはシンガポール人たちが忍耐強く待っていたのに対し、私たちは審査場の外への出て見ると、元のバスは影も形もない。
オーチャード通り | クラーク・キー(Clarke Quay) |
往路で乗ったフリー乗車の"Singapore Johor Express"と違って、今回は元のバスが待っていてくれないと困るのだが、あまりの遅さに痺れを切らして行ってしまったのか、いくら探してもバスはない。
そこで、私たちは決断した・・・
ここに次々とやってくるpublic busに乗ることを・・・
赤と白がシンボルカラーのSBS(Singapore Bus Service)170系統のバスが、私たちの乗り換えたバスでノン・エアコン・カーなので安い(60セント=\50)のか、車内は満員で立っている人も多い。
この状態で終着までの長時間を我慢しなければならないのか?と思った矢先に救いの神はいたようだ。
車窓をずっと眺めていると、あるバス・ストップのそばに見覚えのあるMRT(Mass Rapid Transit=地下鉄のサインが見えるではないか!
急いで荷物を抱えて下車すると、そこはクランジ(Kranji)という駅、そこからは1本で中心部へ出ることができるようで、不幸中の幸いとはこのことか!
今夜はシンガポールの新観光名所と言われるクラーク・キー(Clarke Quay)へ行ってみた。
ここは、古い倉庫跡地を再開発したところで 180軒ほどのショップと20軒余りのレストランがあるところでリバー・サイドの夜景がなかなか綺麗らしい。
で、エッチラオッチラと歩いて行ってみたものの、これだ!っていうレストランはなく、探し疲れて入った中国料理のレストランは、不味くてサービスも悪く、まさに最悪とはこのことだろう。
ヨーロッパ諸国だと「日本語のメニューが置いてある店には入るべからず!」という隠れた定説があるが、日本人が多いアジア太平洋地域でこういうのは初めてだ。
まさに「入った店が悪かった!」という典型的なケースだろうが、連れの友人はこれで腐ってしまったようだ。
せっかく美味しい中華料理が食べられると思ったのにね〜
7/21(Mon) | セントーサ島観光 |
宿泊先 | City Bayview / S$143 (\11,730) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | Sentosa Bus E (entrance fee included): S$7=\570 Ferry / Sentosa-World Trade Centre: S$0.8=\70 海底水族館(Underwater World)の入場料: S$12=\980 |
関連サイト | アジア総合リンク, シンガポール |
シンガポールというところは、バックパッカーにとっては、単なるトランジット(通過)の意味合いしか持たない都市なのかもしれない。
ティオマン島(Pulau Tioman)で出会った独り旅の日本人、メルシン(Mersing)行きのフェリーで一緒だった大月(山梨県)で英語教師をやっているという外国人のカップル、そして、シンガポールの国境で出会った女子大生コンビ、彼らのいずれもが、そう思っているようだった。
「シンガポールは(物価が)高いし、何も見るところはないね!シンガポールの次は帰国するのかい?」とこういう感じである。
その中で唯一、行ってもいいかな?という観光地が、セントーサ島(Sentosa Island)である。
そうは言っても、私自身は4年前(1993.9.27)にも行っているので、これで2回目の訪問であり、「そんなに良いところなのか?」と聞かれると、ちょっと返答に困る次第である。
どちらかと言えば、友人のお付き合いという感じで行ったというのが正直なところであろう。
そのセントーサ島(Sentosa Island)であるが、以前に行ったときには知らないで損をしたセントーサ・バス(Sentosa
Busを使って行くことにする。
これは、オーチャード・ロード(Orchard Road)にあるラッキー・プラザ(Lucky
Plaza)と島とを結んで循環するもので、私たちの泊まっているホテルのすぐそばのブラス・バサー・ロード(Bras
Basah Road)沿いのバス・ストップにも止まるからだ。
前回は、ガイドブックのみを頼りに、なんて不便なところにあるのだろう!なんて思いながら、タクシーに乗ってワールド・トレード・センター(World
Trade Centre)まで行った記憶があるだけに、今回はホテルのツアーデスクに「念のため」と思って聞いたのが良かったようだ。
午前10時過ぎ、セントーサ・バス(E)の一番バスに乗った私たちは、今日の目的地であるセントーサ島(Sentosa
Island)を目指す。
このバスには、わが同胞である日本人観光客もかなり乗っていて、車内は立ち席が出るほどに盛況だ。
ちなみに、料金は入島料(Sentosa Admission S$5=\410)込みで S$7(\570)、車内での現金精算のみ、しかも釣り銭をもらうことはできない。
要するに、フェアカード(Transit Link Faircard S$12=\980 / refundable)も利用できないというわけだ。
セントーサ島(Sentosa Island)側のゲートウェイ・ステーション(Gateway Station)は、島内モノレールの7番駅のそばである。
これと、島内を循環するバスが無料というのは、以前とと同じだが、島内のアトラクションの内容には若干の変動がある。
新しくできたのは、ファンタジー・アイランド(Fantasy Island)という、遊園地のプールのようなレジャー施設、なくなったのは、動物たちとの触れ合い広場(Nature
Ramble)のようだ。
要するに、自然の動物を見せる施設が潰れ、典型的な人工レジャー施設ができたというわけで、採算の問題でそうなったのだろうが、これらの場所にいた動物たちはどうなったのであろうか?
島内モノレールの2番駅のそばにある海底水族館(Underwater World)は、この島で一番人気のアトラクションというだけあって、館内は訪れた観光客でいっぱいである。
最大の目玉は、海底5mのところに造られた全長83mの透明トンネルを、動く歩道に乗って進むところで、頭の上を大きなエイが通り過ぎたり、魚の餌付けシーンが見られたりと、なかなか見どころがある。
そして、ここは私も今回初めて入ったアトラクションなのだが、聞こえてくるのは、ほとんど日本語!
友人曰く「日本人だらけだね〜ここは!
シンガポールとは思えないね」というくらいで・・・
でも、ここは八景島シーパラダイス(横浜市金沢区)ではありません・・・念のため・・・
アジア村(Asian Village) | ドラゴン・トレイル(Dragon Trail) |
マーライオン公園(Merlion Park) | Bayview Inn Hotel |
次は、スーパー道案内と名高いわが友人と一緒ならではの、自然の散歩道/龍の足跡(Nature Walk / Dragon Trail)というところで、パンフットの謳い文句は「花々が咲き乱れるジャングルに、龍が意気揚々と現れたという伝説と冒険の道」である。
実際は、ハイキング用の小道の周囲に木々が覆い茂り、道中に「石造りの龍」があるというものだ。
その「石造りの龍」はと言うと、その口からは定期的に水が吐き出され、下にある池に落ちるという仕掛けになっていて、小さな子供がいれば、彼らを裸にして遊ばせるのにピッタリというところだ。
何と言っても、先の海底水族館(Underwater World)と違って、ほとんど誰も通らないようだから・・・
従って、大人である私たちの用があるのは「展望台」だけ!
ここだけは、遠く海なんかも見渡せて景色もGOOD!ついでにビールがあれば言うことなしかな?
そして、結果的に最後になってしまったが、以前は入場料を取っていたのが、今回は無料だったので行ったのが、アジア村(Asian
Village)で、ここでやったことは、実質的には「ザ・買い物」である。
何と言っても土産物のTシャツが3枚でS$10(\820)というのは物価の高いシンガポールでは魅力だ!
でも、中のアトラクションは大したことはなく、見物客もあまりいないようで、土産物屋のお姉さんたちも手持ち無沙汰のようだ。
私たちが、ここに入場したと同時に日本語ガイドに引率されたパックツアーの人たちが出ていったが、このアトラクションは、そういった人が頼みの綱という気もする。
ちなみに、私が飲んだ思い出のアイス・ビール(紙コップに氷を入れ、そこに常温で放置されていたビールを入れてくれる代物)を売っていた親父の店はもうない。
「アジア村(Asian Village)だからといって、そんなところまで真似するな!」と思っていたものだったが時代の趨勢とともに、綺麗なレストランにリニューアルされてしまったのだろう。
シンガポールのシンボルと言えば、何と言ってもマーライオン(Merlion)であるが、従来のものとは別にセントーサ島(Sentosa
Island)にも、全長37mの巨大なマーライオン(Merlion)が新しくできた。
私たちは行かなかったのだが、ここはエスカレーターで最上階へ上ることもできるらしく、そこからは町を一望できるとのことだ。
要は、シンガポールに来たぞ!ということで、これをバックに写真を撮って帰ればいいという代物だったが、上に上がれるようになって少しは観光名所としての価値が出たのだろうか?
復路は、島のフェリー・ターミナル(Ferry Terminal)からペンギン・ボート・サービス社(Penguin
Boat Services PTE. LTD.) のフェリーにてワールド・トレード・センター(World
Trade Centre)へ向かう。
料金はわずか80セント(\70)、往復ならS$1.3(\110) という安さ(但し、いずれもTransport
cost only)である。
ただ、外の景色を楽しむといった時間的な余裕はなく、それこそ、アッという間に着いてしまうのが残念であるがね。
また、ワールド・トレード・センター(World Trade Centre)から先の交通機関は専らバスに頼るしかない。
従って、結局は、オーチャード・ロード(Orchard Road)行きのセントーサ・バス(E)に乗るかMRT(Mass Rapid Transit)のティオン・バール(Tiong Bahru)行きのセントーサ・バス(C, M)に乗るかという選択になるのだったら、素直に島から直行すべしということにもなる。
ただ、「往路と復路に違う選択が容易かつ安価にできるのならば、ルートを違えて行く。」というのが私の信条だから変えただけに過ぎない。
こうしたちょっとした違いの積み重ねで、時には大きな思い出となることもあるから・・・
それが幸運をもたらすか、不幸の始まりか、ということは別としてね・・・
ワールド・トレード・センター(World Trade Centre)で友人と別れた私は、MRT(Mass
Rapid Transit)のティオン・バール(Tiong Bahru) 経由で、ホテルに戻った。
まだ午後4時過ぎということで、陽も高く、暑いので、屋上にあるプールで日光浴をすることにする。
デッキチェアーの空きがないので、私はプールサイドにバスタオルを敷き、そこにうつ伏せに寝て、今回の愛読書である銀行のヒミツ−みんながしゃべったイケイケ金融道の夢の跡 (別冊宝島 168) を読み耽る。
プールの中では、白人の一家が水遊びに興じ、時折カップルたちの嬌声が聞こえる。
今回の旅行もそろそろ終わりが近づいてきた・・・
ビルの向こうに陽が沈むように・・・
7/22(Tue) | セントーサ島で海水浴 |
宿泊先 | City Bayview / S$132 (\10,820) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
諸費用 | Sentosa Bus E (entrance fee included): S$7=\570 |
関連サイト | アジア総合リンク, シンガポール |
友人が帰国するために今朝4時過ぎにホテルを出て行ったことにより、私は、今日から3日間は独り旅ということになる。
残り2日間の滞在中の選択肢は、大きく分けて3つで、1つは今回の当初計画に入っていたものの行きそびれたマレーシアのジョホール・バル(Johor Bahru)への日帰り旅行、2つ目はビーチと海が綺麗なインドネシアのビンタン島(Bintan Island)へ、最後がセントーサ島(Sentosa Island)のビーチかレジャープールのあるファンタジー・アイランド(Fantasy Island)へ行くことだ。
上記の選択肢は一長一短で、ジョホール・バル(Johor Bahru)行きは一番懸命な選択のように見えるが、炎天下の町歩きは身に応えそうだ。
それではパックツアーでも申し込むか!という考え方もあるが、英語ガイドのホリデイ・ツアー(HolidayTours and Travel PTE. LTD.)がS$25(\2,050)のものを、日本語ガイドのパンダ・トラベル(Panda Travel Agency PTE. LTD.) がS$65(\5,330)では、考えるまでもないだろう。
ビンタン島(Bintan Island)行きは、タナ・メラ・フェリー・ターミナル(Tanah Merah Ferry Terminal)を9時に出るフェリーに乗らなければならないので、8時にはホテルを出る決意がいりそうだ。
セントーサ島(Sentosa Island)はモノレールから見た感じ、海がそれほど綺麗とは思えないということだ。
ということで、考えようによっては、贅沢極まる悩みを抱える私が選択したのは、結局のところ、早起きができなかったので、セントーサ島(Sentosa
Island)へ行くというものだった。
結局、何も考えることはなかったのと同じ結果になってしまったようで、旅の後半にはよくあることだ。
セントラル・ビーチ |
そして、私は昨日と同じようにセントーサ・バスに乗り、島でモノレールに乗換え、5番駅で下車すると、セントラル・ビーチ(Central
Beach) まで歩く。
ビーチに到着すると、椰子の木陰にレジャー・シートを敷き、愛読書を取り出して読み耽る。
まだ昼前ということもあって、ビーチの人影はほとんどなく、のんびりした風景が目の前に広がる。
燦々と輝く夏の太陽と、椰子の木、沖にある浮き島で日光浴をしている人、遠くを見ると大型船が行き交う様子が見られる。
ただ、ここの致命的な欠陥は、予想通りの海の汚さであり、せっかくの南の島のイメージを損ねている最大の汚点とも言える。
香港の赤柱(Stanley=スタンレー)の方が、ここよりずっとマシというくらいで、まるで江ノ島か三浦海岸にでもいるような気さえする。
昼過ぎから続々とやってきたビキニの金髪GALたちだけが、唯一の救いかもね・・・
独り旅をしている時の最大の悩みは、夕食をどこで取るかということだろう。
きちんとしたレストランに入ってもいいのだが、ちょっと気後れするような感じになるので、ベストなのはホーカーズ(Hawkers Centre)という屋台街に行くことだろう。
ここなら、値段的にも安いし、衛生面でも政府の厳しい検査を通っているので心配は無用だ。
場所的にも結構いろんなところにあって、MRT(Mass Rapid Transit)のブギス(Bugis)
のところのあるフード・ジャンクション(Food Junction)やブギス・ヴィレッジ(Bugis
Village)は、泊まっているホテルからも近く、帰るのにも全く不便を感じない。
また、買い物をするのにも、ここは便利で、高級品(!?)を買うなら、日系デパートのパルコや西友で、市場で掘り出し物(!?)を見つけたいなら、ヴィクトリア・ストリート(Victoria Street)を歩けばいい。
ところで、明日はどうしようか?
今夜、ホテルでビールでも飲みながら、ガイドブックと睨めっこでもするかな・・・
7/23(Wed) | シンガポール市内でショッピング |
宿泊先 | City Bayview / S$132 (\10,820) per night |
[booking sites for you / agoda.jp Booking.com Hotel Club venere (英語・日本語) アップルワールド JHCホテル (日本語)] | |
関連サイト | アジア総合リンク, シンガポール |
今回の旅行は、幸いにも好天に恵まれ、外出中にはスコールすら遇わなかったほどだった。
今日も窓の外を見ると、ギラギラとした夏の太陽が町を照らしている。
そして、今日が旅行の最終日なので、本来ならもっと気合を入れて、朝から精力的にならないと!と思っていても、もう、セントーサ島(Sentosa
Island)も飽きたし、何かいいところはないか?というぐらいだから、精力的になんかなりようがない。
かと言って、ジョホール・バル(Johor Bahru)への日帰りをするような気力は残っていない。
とりあえず、通い慣れたヴィクトリア・ストリート(Victoria Street)沿いのフード・コート(Food
Court)で朝定食(もちろん洋食)でも取りながら考えようか。
ここに来るのも今日で最後!ここにいる中国系の老夫婦も今日で見納めということかな・・・
今日の午前中はホテルのプールで日光浴である。
せっかく、バックパッカーには不釣り合いな高級(!?)ホテルに投宿しているのだから、付帯施設は最大限に利用しないと損であろう。
それに、そんなに慌てて町へ出ても何もすることはないのだから・・・
午前中のプールは、まだそれほど暑くないというのもあるのだろうが、2日前の午後の賑わいと比較すると、人もほとんどいなくて静かである。
私がいる間にも、プールサイドに姿を現したのは、白人の女性と日本人の男性3人組だけだ。
朝食の後で、若干の運動と昼寝(!?)をするには、ちょうどいい雰囲気なのかも・・・
午後は、買い物天国と言われているシンガポール、しかも、グレート・シンガポール・セール(The Great Singapore Sale 1997.6.27-7.27) の真っ最中である町に一度は繰り出してみよう!ということで、昼食を兼ねて外出することにする。
ちょっと気になったお土産として、中国老人の手彫の印鑑でも買おうと思ったのだが、肝心の店がどこにあるのか、わからなくなってしまったので、別のものを探すことにする。
確か、午前中のプールサイドでパンフレットを見ていたときには、中国老人の記事があったのだが、部屋に戻って、いざ見返してみると、どこに書いてあったか、探しても探しても見つからない。
こんなことって!あるのか?と思いながらも、まあ〜いいか!となるのに、さほど時間はかからなかった。
シンガポールのショッピング・エリアと言えば、オーチャード・ロード(Orchard
Road)を抜きにして語ることはできないだろう。
その中でも高島屋が入っている義安城(Ngee Ann City)は、ここの顔とも言われるショッピング・センターで、この前の日曜日は大行列となっているレジも見られたが、今日は平日ということで空いているようだ。
こんな感じだと、セール最終日のグランド・ファイナルは、人がごった返すのかな?
そして、私が足を運んだのは、1Fのツーリスト・ショップ(Tourist Shop)で、もう一足早く帰国した友人曰く「土産はそこで調達したら!」とのことだったので、手間を省くために、彼の仰せの通りにする。
また、このフロアには、ハロッズ(Harrods)も入っていて、紅茶やクッキーなどの土産も入手できる。
もちろん、ここは、私のことを香港人と間違えた露店の市場と比べれば、土産物の値段は相当張るが、何も考えずに土産を入手できるという点では極めて都合のいい場所と言える。
露店の場合は、生活用品とごちゃまぜになっていることが多く、案外と時間がかかるからね。
でも、よくよく考えれば、ここで買えるものは、東南アジアの特産品を除けば、東京だって買えるだろう。
だったら何でここで買うのかって?
要は、海外で買った土産だってことを強調したいのだよ・・・
それに、行き先を隠したければ東京で買えばいい。買う時間がなかったと言って!
実際、それを実践しちゃった女の子がいる。
東京の人間に東京土産を買うなんてオシャレじゃないか!
7/24(Thu) | シンガポール(チャンギ) 6:15-ノースウェスト航空(NW)020-14:05 東京(成田) |
諸費用 | 空港税(シンガポール) / S$15=\1,230 タクシー / ホテル-チャンギ空港: S$20=\1,640 |
関連サイト | らっしゃい東京 (http://www.tcvb.or.jp/) |
成田空港 (http://www.narita-airport.or.jp/) |
とうとう私にも帰国しなければならない日がやってきたようだ。
午前4時にホテルを出発しなければならないというのは、睡眠が中途半端になるので非常に辛い。
どうせならフライトが午前1時とか2時の方が、泊まらないという決断ができるだけにいいかもしれない。
また、こんな時間に起きなければならないのは、一番列車で家を出るようなスキーツアーの時ぐらいだが、今日は飛行機に乗り遅れたらお終い!という緊張感があるだけに、全然違うのだ。
まして、予定より早く起きたとしても、また寝てしまうような愚を冒してはならないのは言うまでもない。
その緊張感溢れる(!?)中で、目覚まし(wake-up call)の助けなしに起きることができた私は、バスルームでシャワーを浴び、冷蔵庫に冷やしてあったオレンジジュースを飲んで、出発に備える。
上出来だと自分で自分を褒めたいくらいだ。
そして、無事に予約しておいたタクシーに乗り、チャンギ空港(Changi Airport)に向かう。
タクシーのドライバーも眠気を振り払いたいのか、午前4時過ぎだというのに妙に饒舌だ。
「シンガポールは何回目だ?」とか「日本はビッグな国だ!」とか言うので、私も「シンガポールは綺麗でいい。」と褒めてあげた。
以前に来たときは観光地へ向かうタクシーばかりが饒舌だったので、結構チャッカリしている!と思ったのだが、今回はそうでもない。
どうやら、ドライバーの気まぐれっていう感じなのだろうか?
ホテルからチャンギ空港(Changi Airport)までの料金は予約料の S$5(\410)を含めてS$20(\1,640)、一応は相場通りという感じだ。
空港到着は、午前4時30分過ぎ、早朝というのにオープンしていたカフェで軽い朝食を済ませ、出国審査を通過したあとで、免税店を冷やかしてみる。
ここで定番土産の酒とタバコを買えば、全日程終了という感じか!
手持ちで残っていたシンガポール・ドルも、ここで綺麗さっぱりになくなり、これで万事OKだ。
ところで、私の場合、シート・リクエストは、通路側(aisle side=アイル・サイド)にすることにしている。
なぜかと言えば、トイレに行ったり、スチュワーデスを呼び止めたりするのに便利だからだ。
ちなみに、このリクエストをして、望みが叶えられなかったことは、ほとんどない。
出発の2時間前に空港へ到着するというのは、こんなところでもメリットがあるのだ。
しばらくすると、搭乗するフライトのアナウンスが流れる。
アメリカ本土まで行くフライトのせいか、機内は日本人ばかりというわけでもない。
かと言って、シンガポール人らしき人はほとんどいないようで、このあたりがヨーロッパ方面行きのフライトとは様相が違っているようだ。
早起きを余儀無くされたので、私も、周囲の人たちも、寝不足の解消(!?)に勤(いそ)しんでいる。
さすがに、飛行機代が只とは言え、こればかりは勘弁して欲しいところですな・・・