秋田市民市場 (営業時間:月曜から土曜まで:5時から18時) |
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秋田から五能線の旅を企画した段階で、ブルートレイン「あけぼの」が秋田に到着する時間(6時38分)と、五能線の列車に接続する時間(8時25分)までの2時間の過ごし方をどうするかが懸案材料の一つだった。
秋田駅前にはコミックバスターアルヴェ秋田駅東口店があって、ここなら早朝でも時間が潰せるし、iPhone 5の充電もできるが、目的地に着いていきなりそれでは旅情が失せかねない。
そこで探してみるとあったのが秋田市民市場、どうやら食事もできそうだし、何より旅先で訪れる観光拠点としては申し分ない。
ただ、あまりにも来るのが早すぎたのか、人はまばらで、寂しげな雰囲気が漂っていたのが残念だが、食堂は何軒か開いていて、その中の一つ、味利食堂(電話
018-833-8901)でいくら丼をいただいた。
幸いに、この店ではコンセントも貸してくれて懸念していたiPhone 5のバッテリー切れも回避、無事に五能線の旅にと向かうことができた。
快速「リゾートしらかみ1号」 | |
秋田から青森へ向かうのに五能線を使ったのは、車窓から見える日本海の景観を楽しみながら旅行をしたかったからだ。
私が乗ったのは季節列車の快速「リゾートしらかみ1号」、時間があれば普通列車を乗り継ぎながら行くという方法もあるのだが、五能線は1日数本の列車しか走っていない過疎路線、観光地で途中下車しながら青森まで行っていたら、今日中に目的地に辿り着くことさえ不可能かもしれない。
私が五能線沿線で一番寄りたかったのは十二湖だったのだが、わずか2〜3時間の滞在ではハイキングを楽しむことは難しい。
もっとも、一番の見どころである青池だけ見ればいいというのであれば、弘南バスで奥十二湖駐車場まで往復すればいいだろう。
私の場合は、それでは忙しい思いをするだけなので、一番安易に温泉プラスご当地グルメという選択をしたのだ。
秋田から東能代までは奥羽本線をひたすら走るだけなので、駅で買ったスポーツ新聞を読みながら寛ぐ。
一面の見出しは、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)のイチローが、現地時間の8月21日に日米通算4,000安打を達成したというものだった。(Yankees.com News - Ichiro Suzuki joins select group with 4,000th hit 東京新聞−イチロー4000安打 孤高39歳「5000も可能」)
「リゾートしらかみ」は東能代に着くと、五能線の乗車記念にホームで写真を取ってくれるサービスがある。
それと、ここでは列車の進行方向が変わるので、今までは山側だった席が海側になる。
ちなみに、私の取った指定券は、日本海の景観が楽しめることで人気のあるA席なのだが、この日はお盆明けの平日で車内はガラガラ、何も気にすることなく、コンパートメントを1人で占領することができた。
また、景観が映える岩舘−十二湖間では列車の速度を落として写真を取りやすくしてくれるなど、なかなかサービス精神があって良いと思う。
あいにくと曇天だったので、景色は今一つだったが、晴天であればかなり絵になる写真が取れたのではなかろうか。
不老ふ死温泉 | |
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列車がウエスパ椿山に着くと、不老ふ死温泉への送迎バスが待機してるので、それに乗り込んで温泉施設へと向かう。
ここの露天風呂は、混浴と女性用とに分かれているのだが、当然のごとく、混浴といっても男性しか入浴はしていなかった。
ご覧のとおり、露天風呂の外は外海なので、天気が良ければ泳ぎたくなるような感じだが、実際のところ、外海は波が荒く、入り込んでしまえば、あっという間に流されて溺れてしまうだろう。
もし、外海が静かな湾内だったら、露天風呂は水着着用になっていて、風呂と外海とを行き来できる人気スポットになっていることだろう。
そして風呂上がりにはビール、そして昼食はご当地グルメの「深浦マグロ丼」、私は知らなかったのだが、ここのご当地グルメとはマグロらしい。
青森県でマグロといえば大間マグロが有名だが、「水揚げ高では深浦町が青森県ナンバーワン!」とのことだ。
まあ、私にしてみれば美味しいものであれば、どちらの冠が付いていようが構わないという感じなのだが、市場で高値が付くのはブランドが確立している方だ。
水揚げされたところで名前が変わるだけなら、安い方がいいというのが正直なところだろうか。
温泉プラスご当地グルメということで、五能線途中下車の旅はひとまず終了、午後は後続の快速「リゾートしらかみ3号」に乗って弘前へと向かう。
この列車は、千畳敷に15分停車するので、海岸の風景を撮る時間があるのと、鯵ヶ沢から五所川原までは車中で津軽三味線の生演奏があるのがいい。
そして、五所川原でも停車時間は約15分、ローカル線を走る優等列車で、このような粋なサービスができるなら、ブルートレインでも十分できるだろう。
10分間あれば駅弁やビールなどを買う時間も取れるし、千畳敷のように駅周辺が風光明媚なところなら写真も取れる。
これからはビジネス列車たる新幹線はともかく、ローカル線を走る優等列車はこのようなサービスが欲しいところだ。
タクシーで弘前観光 | ||||
弘前駅 | 弘前昇天教会 | 金剛山最勝院 | ||
金剛山最勝院 | 長勝寺 | 青森銀行記念館 | ||
弘前城 |
弘前に着いたのは午後4時前、青森での待ち合わせ時間の7時まで残り3時間、列車での移動時間を考慮しても1時間半ほど余裕があったので、弘前市内を観光することにした。
いつ雨が降ってくるかわからない曇天で、しかも時間に制約があったので、駅前に止まっていたタクシーに見どころを回ってくれるように交渉し、そのまま乗り込む。
実のところ、日本でタクシーチャーターをしたのは生まれて初めてだ。(笑)
それがなぜ弘前、という感じなのだが、幸いにも人の良い運転手だったようで、何も言わずとも見どころを回って解説までしてくれる。
ドライバー曰く、東日本大震災前は外国人観光客もかなり来ていたらしいのだが、やはり東北ということで放射能汚染のイメージが強く、敬遠されていると語っていた。
彼の話を聞いて、日本人の私ですら東北は敬遠しがちなのだから外国人はなおさらなのだろうと思った。
そして、弘前から普通列車に乗って青森に着くと、ホームには18時23分発のブルートレイン「あけぼの」が発車を待っているところだった。
哀愁漂う列車を横目で見ながら改札を出て、そのまま宿泊先であるJAL City 青森に向かう。
チェックインしてしばらくすると、ボンドさんから電話があり、ロビーで久々の再会を果たす。
彼と会ったのは、2月21日の新橋(2013年3月3日−麻雀ゲームで九蓮宝燈をあがった!)以来、およそ半年ぶりのことだ。
今回は青森ということで、店の方はすべて彼にお任せした。
プチオフの詳細については彼が書いているので割愛(!?)するとして、半年ぶりの楽しいひと時を過ごすことができて良かった。
彼曰く、青森市で働くのは2014年3月までの予定で、その先は三沢市に戻るとのことだった。(2014年4月6日−さよなら青森市 〜 善知鳥神社へのお礼参り & 青森市森林博物館の見納め 〜)
とりあえず、次回の再会は私がリタイアした後なのか?(笑)
わや、あずましじゃ〜 青森ライフ!の管理人のボンドさんとプチオフ | |
2014年1月29日−夏の思い出 カルロス・ハッサン来青! | |
焼鳥「鳥清(Torisei)」 | |
居酒屋「六兵衛」 |
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